生きづらいと思っていたら Highly Sensitive Person でした。
僕のお気に入り YouTube チャンネルに「フェルミ研究所」がある。宮島ちずるちゃんが可愛くてよく見るのだけど、ある時、こんな動画が出ていた。
【漫画】HSP(敏感すぎる人)になるとどんな生活になるのか?/8 Signs You’re a Highly Sensitive Person (HSP)
いつもは動画を見ても大した感想は抱かないのだけど、この動画だけは引っかかる点が多かった。
僕は音や臭い、振動などの外的刺激にすごく敏感だと思う。僕は集合住宅に住んでいるのだが、寝ているときに僅かでも周りの住人の足音や話し声が聞こえると眠れなくなってしまう。震度1の地震が起きた時、僕だけそれを感知して内心ビビることもしょっちゅうだ。
人込みも大の苦手で、都会にいるだけで気疲れする。人の流れが多い駅などでは、ふと立ち止まったらドツかれやしないだろうか、と要らぬ不安を抱えてしまう。
この動画を見た時、もしかしたら僕も HSP なのではないかと思った。
Wikipedia によれば、HSP は以下のように説明されている。
ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)とは、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは生得的感受性[1][2])を持つ人のこと。テッド・ゼフの著書「The Highly Sensitive Person's Companion」による定義では「産まれたときから幼少期に渡り説明のつかない体験を繰り返し、HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」[3]とされる。
出典:「ハイリー・センシティブ・パーソン」, Wikipedia
要は、生まれつき神経質な人、ということ。
大事なのは、HSP は病気や障害の類ではなくて、あくまで「気質」であるということ。平均より細かなことが気になったり音や刺激に敏感な性分である、というだけなのだ。
試しに、下記サイトで診断してみた。
hsptest.jp48 の質問に回答するだけで自分が HSP なのかどうか、簡単にチェックできる。
あまり深く考えずにパッパと答えていく。5分もかからない。
結果、中程度の HSP とのこと。
やっぱりなあと思ったけれど、どちらかと言えば安心した。自分が HSP というカテゴリに分類される人なのだと知ることで、自己肯定感を保つ助けになるからだ。
HSP であること自体、悪いことではない。リンク先のページでも紹介されているように、洞察力、感受性、危機管理能力など優れた面がたくさんある。僕自身、学問について深く考えることはとても好きだし、音や臭いや地震に気づきやすいのは危機管理能力が高いことの表れだと思う。
人一倍生きづらいと感じやすいことは事実。だから重要なのは、自分は繊細だ、心が弱い、などとネガティブに捉えるのではなく、繊細な気質が必要とされる物事や生き方を探すことだと思う。